FX自動売買
こんにちは。きいちです。
今回はFXのリピート系自動売買『トラップリピート』(通称トラリピ)で運用を始めてもうすぐ8カ月が経過するので、これまでの運用結果と運用した感想について触れていきたいと思います。
運用状況
現状の成果は
運用資金 | 1,000,000 |
決済利益 | 90,618 |
評価損益 | ー121,250 |
時価残高 | 969,368 |
という結果です。5月12日現在
30万円で始めて、50万⇒80万⇒100万と投入金額を増やしていった結果、現在100万円で運用しています。
追加投入した理由は、通貨ペアを増やしたり、年始のアップルショックで急激な円高でのロスカット対策などが理由。
現在は確定利益がプラス9万円ほど
決済前のポジション評価は、マイナス12万ほど
今運用を辞めた場合はマイナス約3万円
まぁ辞めないのであんまり意味ないですけど。
ちなみにゴールデンウィーク前は評価損益もプラスだったんです。が、ゴールデンウィーク終盤にアメリカのトランプ大統領が対中国の関税を引き上げる発言が影響してだいぶ円高に動いた。そのおかげでいわゆる含み損が拡大しています。
トラリピの評価損益
トラリピは為替の仕組み上、評価損が出ないと利益が出にくい仕組みになっています。
どういうことかと言うと、為替なので上がりっぱなしとか、下がりっぱなしってことにはなりません。
上がって、下がってを繰り返すのが為替(繰り返さない通貨ペアはトラリピ向きではない。トルコリラ等)
買い注文の設定なら、
下がる⇒買い
下がる⇒買い
これを繰り返します。下がってるので当然マイナスが膨らんでいきます。が、どこかのタイミングで回復していくので
上がる⇒売り(利益)
上がる⇒売り(利益)
という流れに。利益が確定していきながら評価損も減っていく。
この下がる、上がるを繰り返すことによって利益が積みあがっていくのがトラリピの仕組みです。
現在の私の評価損はほぼ豪ドル/円なので、豪ドル/円が83円あたりになれば評価損がゼロになって利益だけが残ることに。
ただ現状の豪ドルはしばらく弱そうなので、豪ドル/円が80円超えしてくるのは2,3年くらい時間が必要になるかもしれませんね。
それでも、下がっているところでもトラリピは稼働するので利益は積みあがっていきますけどね。
トラリピの特徴
トラリピはマネースクエアという会社が特許を取得している自動売買の仕組みのこと。もちろん無料で利用できます。
トラリピの特徴は上がるか?下がるか?を予想するのではなく、〇〇円~〇〇円の間で上がったり下がったりする。この値幅を予想して、その値幅内にトラップ(注文)を仕込むやり方です。
- 上がるか?下がるかの予想はいらない
- 設定すれば後は放置でOK
例えばドル円のペアで運用するなら
1ドル=85円~125円と予想して設定を組んでおくと、この値幅内で上がったり下がったりする間はチャリンチャリンと利益が積み上げられていく仕組。
例えばの設定で見ると
ドル円買いの設定
- 85円~104円に1円間隔で、1000ドル買いの設定
- 1円値上がりすれば決済(利益1000円)
- 決済後はリピート注文(同じ注文を繰り返す)
ドル円売りの設定
- 106円~125円は1円間隔で、1000ドル売りの設定
- 1円値下がりすれば決済(利益1000円)
- 決済後はリピート注文(同じ注文を繰り返す)
簡単に言うとこんな仕組み。
ちなみに、この設定を30万円で運用した場合、ドル円が82.52円or126.81円になるとロスカットされる計算に。
ただ、実際にロスカット基準に到達するとしても、それまでに運用益が出てるので実際にはもっとロスカット基準が下がってます。
もしロスカットが心配になったら追加で資金を投入すればロスカットリスクは下がる。
というのがトラリプの仕組み。
この設定は自分で好きなように決められるので、リスク管理がとても重要になります。
トラリピ攻略法
トラリピでほぼ負けない設定は、これ
- 広い範囲に設定を組んで
- どこまでも耐えていく(ロスカットは入れない)
為替なので、ずっと円高になることもないし、ずっと円安になることもないでしょう。
なのでリーマンショックのような円高が訪れても、いずれ円安に戻るはず。
この仕組みを利用して運用していくのがトラリピの仕組み。設定も自由なのでリスクは本人の設定次第。
運用してわかった失敗例
と偉そうに言ってますが、私はやらかしてますw
トラリピで一番安定していると言われる通貨ペアの
NZドル/USドル
このペアも運用してました。3月末にNZドルが利下げするかも!?っていう状況になってから1か月後の4月25日に私はNZドル/USドルを手動で全決済しました。
損益はマイナス24000円くらい。
これは完全に感情取引ですw
3月末にNZドル/USドルからは撤退しようかと悩みながらズルズルしてしまい4月25日に全決済。
3月末ならマイナス5000円ほどだったのに、そこからマイナスが約24000円まで膨らんで耐えられなくなり決済。
この判断の遅さと、設定の中途半端さが裏目にでてしまったのが今回の結果。
NZドル/USドルのペアは買いだとスワップがマイナスになるので、高値のポジションのマイナススワップが精神的に辛い。
NZドルが利下げした場合、資金が塩漬けになることを恐れた。
という2つの理由から、運用を始めて日が浅かったNZドル/USドルから撤退しようかと悩んでたが結論が遅すぎた
しかも手動決済した2日後とかに反発して1万円分くらいは戻してましたw
ここで思ったのはやっぱり自分の感情で取引をしてはいけないと痛感しました。
現在の設定は?
今設定中なのは、
豪ドル/円(買い)
ユーロ/円(売り)
カナダドル/円(中止)
※カナダドルで設定を組んだけどすぐに辞めて豪ドルに変更しました。その時の残りが2000カナダドル残ってます。
この2ペアの運用は相性がとてもよくて、その理由は
豪ドル/円=円安で利益
ユーロ/円=円高で利益
動きが逆になりやすいこのペアは結果、リスクが分散される効果があった。
という状況だったのが、ユーロ/円が円高になりすぎていて、現在は1ユーロ123円台。120円辺りが売りと買いの分岐点かなと思ってるので今後、ユーロ/円の買い設定を動かすかどうか悩んでます。(マイナススワップが大きいので)
現在の設定を動かしてみた感想
ちなみに今動かしてる設定は簡単に言うと、
- 細かく設定を考えるのがめんどくさかった
- すぐに大きく動かないだろうという安易な考え
- 結果、せまい範囲に注文を集めていた
という甘く適当な考えで動かし始めました。その結果、今どう思ってるかと言うと
広い範囲に設定しておけば良かった。。
と痛感しています。
まさにこれです。広い範囲に設定を組むのが鉄則ですね。
あと、すぐに大きく動かないだろう!?と考えるのもよくない。
この辺はリスク管理が出来てない初期の人がやりがちで失敗してしまう典型的なパターンですw
はい。その典型的な設定を私がやってますw
たまたま大やけどをする前に気づけて設定の見直しが出来る状態なので大丈夫でしたが、たいていの場合はロスカットになって気づかされるケースが多いです。
なので最初がとても重要。なんですけど、ぶっちゃけ運用前に本当の意味でのリスクってわからないもんですよ。
運用してみて、マイナス評価が出てその時に初めて自分のリスクに気づけるのが普通です。
さらにマイナス評価が大きくなった時の感情も体験してみないとわかりません。
体験しないと本当の意味での
- リスクとは?
- マイナス評価に対する感情
は、わかりません。
まとめ
このトラリピは年率10%~20%ほどの利益が狙えるものなので、中・長期で運用するにはとても良いと思っています。
人によっては30%前後とかの報告もあったりするので、設定や通貨ペアをうまく組み込めば成績ももっとあげられるのかもしれないですね。
ただ、私が言えるのは
広い範囲に設定をして、ロスカット基準は最低でもリーマンショック付近で!!
この2つを守っていればリスクはだいぶ下がると思いますよ。
1年運用して利益を出しても、その後にロスカットされてしまったら意味がないので、設定はロスカットされないように組むのが鉄則ですね。
トラリピを始めたので設定や運用結果を公開します!【FX自動売買】
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