今では期間工を始めて1年以上経ち不安も何もないが、慣れるまでは肉体的にも精神的にも辛いと思う事がいくつかあった。
その内容と私が考える対策をお伝えしたいと思う。
期間工が初めてでも大丈夫!!私の経験から傾向と対策を伝えます。
やめときましょう!!
期間工や工場のライン作業者は自分の仕事が割り振られるのだが、同時に時間も決められている。
その時間の事をタクトと言うのだが、例えばタクトが4分なら4分が経過すると物は次の作業者の所に移動してしまう。
もし自分の作業が終わっていない場合は次の作業者に迷惑がかかってしまうので時間内に終わらせなければならない。
その中で1番きつかった事は1R約2時間止まらずに仕事を高速で続ける事。
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例えば
- 物が流れてくる。
- 4分内で作業を終わらせる。
- 次の物が流れてくる。
- 4分内で作業を終わらせる。
上記の流れを約2時間エンドレスで行う。
これが一番きつかった。昔、鳶や肉体労働などの仕事の経験はあったが約2時間作業を続ける事には慣れていない。
しかもスロットニートをしていて身体がだらけていた事も余計に辛く感じさせた原因でもある。
例えばスーパーのレジ打ちを2時間ノンストップでやると言えば少しは伝わるだろうか?
対策
仕事が始まったら極力「だるい」とか「早く終わんねーかなぁ」とか「今何時だろ?」といった事を考えてはいけない。
こういった事を気にしていると時間の経過が遅く感じてしまい余計に疲れる原因になってしまう。
そのような時は1台ごとに目標を決めて作業をすると集中しやすくなるのでオススメだ。例えば
●毎回時間を計り、前回の時間よりも早くやる事を目標にする
●自分の決められた作業をする中でもっと早くやれる方法を考えながら作業をする
このような事を考えながら仕事をしていると集中できるので時間の経過を早く感じるようになり、精神的にも負担が少なくストレスが溜まりにくくなる。
ちなみに新人に仕事を教えるのは辞めていく期間工が担当する事が多い。
その為、教える事が下手な人が多いかもしれない。教える事が上手な人に当たればいいが下手な人に当たると最悪だ。
しかも教えてもらっている時には気づかない事が多いのだが、仕事を覚えた後に思い返すと『最初に、そういう風に教えてもらってれば・・・』と思う場面が多々出てくる。
が、これはどうしようもない。自分が辞める時には後任に仕事を教える流れになる可能性大なので教える時の参考にしておこう。
肉体的に必要な部分は瞬発力<持久力と言える。
筋トレをするよりも、1時間ほど散歩がてら早歩きをしたりジョギングをしたりする事の方が期間工の仕事の準備には向いている。
イメージとしては100m走ではなくマラソンに近い仕事であるからだ。
- 慣れない作業を覚えること
- 約2時間の立ち作業
- 筋肉痛や腱鞘炎
どれくらいの期間で慣れるのか?
自分が配属されたポジションの仕事を覚えて時間内に終わらせられるようになる頃が仕事にも職場にも慣れてくる時期だと思う。
もちろんポジションによって内容はまったく違うので覚えるのに2,3日の場所もあれば1,2か月かかるような所もある。
ただ共通して言えるのは一人立ち出来れば精神的に余裕が出来るので、そこまで頑張ればその後は楽な仕事と感じるようになるはずだ。
楽な仕事と感じるというか慣れてくるとコツがわかるようになる。
手数を減らしたり、無駄に力を入れなくてすむようにもなる。わからない時は全力でやってた作業も慣れてくると8分とか6分程度の力でこなせるようになる。
そして不具合を出さなきゃ特に問題もないので居心地が良くなっていく。これが期間工ループの始まりとなっていく原因でもある。
だから期間工は短期で転々とするよりも一か所に長期で働く方が賢い働き方である。